【男性の育児休業について】義務化の前にやるべきこと【個人の意見です】

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2020年10月16日 8:45頃。
いつものように娘を保育園へ送って帰宅すると、珍しく朝からTVがついていました。
映っていたのは日本テレビのスッキリ。
下記の見出しが目を引きました。

平均7日 男性の育休に妻「全然足りない」

普段TVでニュースを見ないのですが、最後まで見入ってしまいました。
ニュースを見て、色々考えさせられたことについて記事にしています。

※特定の人、事柄、制度に対する批判記事ではありません。
あくまで個人的に考えたことについての記事ですので、ご理解いただけると幸いです。 

『男子の育児休業が平均7日』について思うこと

シンプルに言って、全然たりない。
びっくりするぐらい短いと思います。

私は2人目の出産を機に、育児休暇(出産2週間前から)と育児休業(出産後)を取っています。
そんな私の目線で妻の状況を見た場合、3カ月程度が最低必要な期間なんじゃないかと考えてます。

産後は交通事故と同じぐらいのケガの状態と例えられることが多いです。
母乳についても、そもそも血液から作られている為、授乳の度に献血しているような状態とも言われてます。
また、産後子宮内からの出血もしばらく続き、母乳と合わせて貧血の状態に悩まされることが多いです。
加えて、赤ちゃんは眠りが浅くすぐ泣いて起きてしまうので、慢性的な睡眠不足の状態になります。

Twitterで、「産後 体 事故」で等で検索すると、分かりやすい絵付きの解説tweetがありました。
どんな状態なのか、とても参考になると思います。

実際、私の妻も歩くのが結構しんどそうで、見ていて痛々しかったです。

子ども泣き声にも敏感に反応していて、ふらふらになりながら子供の世話をしていました。

朝昼晩、時間問わず子供に呼び出されるので、中々まとまった睡眠はとれず意識がもうろうとしている状態も何度か見かけました。

貧血については、病院から鉄剤を処方されていましたが、飲んでも飲んでも母乳で出ていくので中々症状はよくなりません。

そんな状態を見たら、「育児休業をとらない」とか、「1週間程度の短い育児休業」なんてのは、かなりのひどい扱いなんじゃないかと思います。
私が当事者(出産する側)なら、そんな状況で1人で家事育児する自信は内です。

特に、我が家では2人の子供(2歳と0歳)を抱えており、上の子にもまだ手がかかる状態です。
年が大きく離れていれば違うかもしれませんが、1~2歳差で複数の子どもを同時に世話するのはかなりの大変なことでです。

産後ボロボロの状態で、子どもの世話をして、家事もやって。
どれぐらいの大変さなのかを理解することが大事だと思います。

実際、2人の子供に大人2人がかりでもしんどく感じることは多いです。
母乳を上げること以外は、すべて男性でもできることです。
事故・ケガをしたら安静のするのが基本なので、しっかりとパートナーを休ませてあげるよう配慮をしましょう。
そのためには、7日ではなく最低3か月を目安に育児休業を取ることが望ましいです。
ちなみに私は、2020年7月~2021年3月の期間で育児休業の予定です。

『男性の育児休業義務化 中小企業の7割が反対』について思うこと

こちらについては、「義務化」については個人的には反対です。
正直に言えば、以前は賛成派でした。
でも、色々考えた結果、今は反対意見です。

義務化ではなく、産後の大変さを知ってもらう疑似体験の提供だったり、育児休業を取りやすい環境にすることがまず最初なんだと思ってます。

産後の疑似体験の例だと、医師の指導のもと献血を3時間おきにやってもらって日常生活をしてもらったり、意図的に睡眠不足にして家事をやってもらったり。

現実的ではないかも知れませんが、産後について理解を深める体験会や勉強会で男性側の意識を変えていくのが良いと思います。
例えば義務教育の過程の中に産後の状態について理解を深めるような教育を取り入れるのなんかもいいと思います。
(少なくとも、私の学生時代に『産後の大変さ』についてを特別に学んだ記憶はないです。)

上記と合わせて、会社側に対する義務・責務をつけていくことが必要だと思います。
例えば、育児休業の申請を断ることの厳罰化(法律上、断ってはいけない)とか、社員から妊娠の報告を受けたら予定日も確認し速やかに仕事の調整を促し始めなければいけないとか、
育児休業がやすくする環境を作ることを厳しく整備していく方がいいのではないかと思ってます。

また、育児休業自体を義務にしたことで、何もしないのに家でゴロゴロされる、家事・育児がかえって大変になる方もいるかもしれません。
そういったことを嫌って、かえって家に夫がいない方がいいと思う人の意見を強制的につぶしてしまうことはあってはいけないと思ってます。
(妻に「家にいない方がいい」、と思われていないことを切望…)

育児休業を義務を拒否する側の目線では、50~70代の経営者が多いんだと思います。
そのような方のご家庭だと、若くに子供を産んでいて、女性は若さで育児を乗り切っていた、というのが多いのではないでしょうか?
それが経験としてあるために、男性の育児休業が必要なわけがないと思ってしまうのではないでしょうか?

実際、私の母も20代で私を産み、3人の子供を育ててきました。
妻の母も、やはり20代で子供を産んで、3人の子供を育ててきてます。
共通するのは、当時は男性の育児休業なんてほとんど皆無だったことです。

今でも男性の育児休業の取得率が10%を超えないことを考えると、
『前例がないことは理解し難い』ということは理解できます。
ですが、『前例がないから理解しない』はただ考えることを放棄してるだけです。

人手が足りないから困るのであれば、設備やシステムを導入した省人化とか、無理・無駄を少なくするとか、テレワーク・フレックス等の柔軟な仕組みにするとか。

コロナショックで色々変化が出てきているので、上手に取り入れて会社にも働く人にも優しい制度が出来ればと思います。

何事でもそうで、全員受けする案を出すことは困難なものです。
安易に「取得率が低いなら義務化しちゃおう」とはならないことを祈っています。